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ユーロの来週の見通し・予想 8/26(月)~8/30(金)
★来週のユーロ注目材料★
1.日銀・岩田副総裁講演
2.米FRBメンバー講演
3.ユーロ圏要人講演
4.イタリア、スペイン国債入札
5.ユーロ圏重要経済指標
1.日銀・岩田副総裁講演
来週28日(水)14:00~15:15
日銀・岩田副総裁が講演を行う。
麻生財務相とは相容れない岩田氏だが
国内で筆頭格のリフレ派であり、どこまで強気な発言が飛び出すか。
当日は質疑応答もあり、要注意イベント。
2.米FRBメンバー講演
21日(日本時間22日)の米FOMC議事録発表後
ドル買いの流れが一時強まったが
今年の米FOMC投票権を有している米セントルイス連銀ブラード総裁が
23日に緩和縮小を急ぐ必要はないと改めて発言。
米7月新築住宅販売件数の数字が悪かった事も重なり
ややドル買いに一服感も出ている。
来週は、以下のスケジュールで米FRBメンバーが講演を行う予定だが
思わぬ発言で市場が動く可能性もあり、要警戒。
日付 | 日本時間 | メンバー名 |
---|---|---|
8/27(火) | 19:50~ | 米サンフランシスコ連銀ウイリアムズ総裁 |
8/29(木) | 21:50~ | 米セントルイス連銀ブラード総裁 |
8/30(金) | 05:00~ | 米リッチモンド連銀ラッカー総裁 |
8/30(金) | 22:00~ | 米セントルイス連銀ブラード総裁 |
3.ユーロ圏要人講演
22日に行われたオーストリア中銀ノボトニー総裁と
ブルームバーグとのインタビューで
「ECBの利下げに向けた議論はさほど無い」と発言。
このヘッドラインが流れた、日本時間23日午前に
ユーロが一時強含む場面があった。
来週も、要人発言が相次ぐ為引き続き注意が必要。
日付 | 日本時間 | 要人ネーム |
---|---|---|
8/26(月) | 17:00~ | ドイツ連銀バイトマン総裁講演 |
8/27(火) | 20:00~ | ECBクーレ理事講演 |
8/27(火) | 26:00~ | ECBアスムセン理事講演 |
8/29(木) | 16:15~ | オーストリア中銀ノボトニー総裁講演 |
8/29(木) | 17:45~ | 欧州委員会レーン委員講演 |
8/29(木) | 21:00~ | ECBメルシュ理事講演 |
8/29(木) | 25:00~ | ドイツ連銀バイトマン総裁講演 |
4.イタリア、スペイン国債入札
27日(火)~29日(木)イタリア国債入札
27日(火)スペイン国債入札が行われる。
イタリア10年物国債利回りは
直近、やや上昇しているものの
市場は逆に2%弱で推移しているドイツ国債よりも
魅力的との見方から堅調な入札が想定されている。
万一、不調な入札となった場合は注意が必要。
(イタリア国債10年物利回リ→週末クローズ4.33%)
5.ユーロ圏重要経済指標
来週は、ドイツ8月IFO景況感指数に注目。
22日のドイツ8月製造業、サービス業PMI・速報値が
共に市場予想を超えてきたことで、IFOの結果にも期待が高まっている。
その為、発表前にユーロ買いとなる可能性も。
日付 | 指標 | 市場予想 | 前回値 |
---|---|---|---|
8/27(火) | 独8月IFO景況感指数 | 106.9 | 106.2 |
8/28(水) | 独9月GFK消費者信頼感 | +7.1 | +7.0 |
8/29(木) | 仏8月企業景況感 | 96 | 95 |
8/29(木) | スペイン4−6月期GDP・確報値 | -0.1% | -0.1% |
8/29(木) | 独8月失業者数 | ±0人 | -7000人 |
8/29(木) | 独8月失業率 | 6.8% | 6.8% |
8/29(木) | 独8月消費者物価指数・速報値 | +1.7% | +1.9% |
8/30(金) | 独7月小売売上高 | +0.6% | -1.5% |
8/30(金) | ユーロ圏7月失業率 | 12.1% | 12.1% |
8/30(金) | ユーロ圏8月消費者物価指数・速報値 | +1.4% | +1.6% |
8/30(金) | ユーロ圏8月経済信頼感 | 93.5 | 92.5 |
8/30(金) | ユーロ圏8月消費者信頼感・確報値 | -15.6 | -15.6 |
ユーロ円チャートは
NY勢参入後、ドル円が99円14銭の高値を付けた事に連れて
132円41銭まで上昇したが
7月25日高値132円47銭を目前にして伸び悩み。
米7月新築住宅販売件数が市場予想を大きく下回り
前月分も下方修正されるネガティブサプライズの結果。
これを受けて、ドル売りが強まり
ユーロドルが1.3400まで駆け上がるものの
ユーロ円はドル円に引っ張られて131円87銭まで一時下落。
NYダウ46ドル高、ドル円98円69銭
ユーロ円132円03銭、豪ドル円89円04銭で週末クローズ。
テクニカルでは
ユーロドルが一目均衡表・転換線を維持。
ユーロ円は、一目均衡表・転換線が基準線を上抜け(ゴールデンクロス)
(ユーロ円・一目均衡表チャート
→→→FXプライム提供)
ユーロ円は
週末にかけてドル円が99円台へ上昇したことに伴い
先月25日以来の132円台へ駆け上がる形。
7月25日高値132円47銭、24日高値132円73銭
5月14日高値132円76銭が直近のターゲットとなっているが
132円50銭から厚い売りオーダーがあり攻防戦。
上を目指すには、ドル円がどこまで勢いを取り戻すかがポイント。
来週は、8月最終週という事で
輸出の売りオーダーとの戦いに加え、日経平均の動きに注意。
一目均衡表では、転換線が基準線を上回り
買いシグナル(好転現象)が発生している。
★シカゴ筋の先物ポジション★
最新8月20日時点の集計分では
ユーロロング(ユーロ買い)・約23000枚増加
ユーロショート(ユーロ売り)・約2400枚増加。
合計すると、ユーロロング約20600枚増加。
14日に発表された、ユーロ圏4-6月期GDP・速報値が+0.3%となり
リセッション(景気後退)から脱却。
短期筋のユーロ買いが急増している事を示している。
ユーロ円の直近サポートとしては
131円87銭(8月23日NY安値)、131円77銭(8月23日安値)
131円53銭(8月22日NY午後安値)、131円24銭(8月22日NY午前安値)
131円06銭(8月2日安値)、130円98銭(5日移動平均線)
130円80銭(8月22日東京安値)に注目。
ユーロ円の直近レジスタンスとしては
132円41銭(8月23日高値)、132円47銭(7月25日高値)
132円73銭(7月24日高値)、132円76銭(5月14日高値)
132円85銭(5月23日高値)
133円79銭(5月22日高値)を意識しておきたい。
ユーロ円主要サポートライン一覧
A:131円87銭(8月23日NY安値)
B:131円77銭(8月23日安値)
C:131円53銭(8月22日NY午後安値)
D:131円24銭(8月22日NY午前安値)
E:131円06銭(8月2日安値)
F:130円98銭(5日移動平均線)
G:130円80銭(8月22日東京安値)
H:130円60銭(一目均衡表・転換線)
I:130円41銭(10日移動平均線)
J:130円35銭(一目均衡表・基準線)
K:130円31銭(8月21日安値)
L:130円27銭(8月22日安値)
M:130円19銭(21日移動平均線)
N:129円84銭(8月19日安値)
O:129円52銭(一目均衡表・雲の上限)
P:129円27銭(8月20日安値)
ユーロ円主要レジスタンスライン一覧
A:132円41銭(8月23日高値)
B:132円47銭(7月25日高値)
C:132円73銭(7月24日高値)
D:132円76銭(5月14日高値)
E:132円85銭(5月23日高値)
F:133円79銭(5月22日高値)
G:133円80銭(2010年1月12日高値)
H:134円35銭(2010年1月11日高値)
I:134円10銭(2010年1月8日高値)
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