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3月20日(水) 本日のユーロの見通し

ECB7
20:00~
ECB(欧州中央銀行)理事会
本日、日本時間早朝突然
キプロスに対して現在の規則の範囲内で流動性供給(資金供給)を行うことを発表。
ヘッドラインに飛びついた市場が大きく反応。
ユーロ円122円09銭→122円73円
ユーロドル1.2859→1.2923へ一時急上昇した。
本日の理事会では、金融政策の協議は行わず
キプロス問題がメインテーマとして話し合われる模様。
何らかのアナウンスメントが出る可能性もあり
参加者であるECBメンバー、ユーロ圏各国中銀総裁の発言には要注意。

メルケル首相22
22:00~
独メルケル首相講演
キプロス・アナスタシアディスと連日に渡り電話会談を行ったが
銀行課税58億ユーロの枠内での課税対象パッケージ変更は
キプロス側にフリーハンドで与えているが
EU・IMFからの救済融資100億ユーロの増額は
納税者の理解が得られないと拒否。
キプロス側が否決濃厚だった議会採決を強行。
徴収される総額の40%を占めるロシアと
キプロス政府は協議を行なっている模様。
メルケル首相は今年9月にドイツ総選挙を控えているが
ドイツ国民はギリシャに対しての融資で痺れを切らしており
また、キプロス政府に押し切られることになれば
今度こそ有権者からNO・メルケルともなりかねず
厳しい発言を行うか要注目!


23:00
NYオプションカット
ユーロドルオプションを1.2850、1.2900に観測。
ユーロドルバリアオプションを1.2825に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。

fomc
27:00発表
米FOMC(連邦公開市場委員会)政策金利・声明文
米FRB(連邦準備制度理事会)経済見通し、米FRBメンバー金利見通し
アメリカの金融政策を決定する重要イベントが行われる。
今回は、通常と異なり
米FOMC政策金利・声明文
米FRB経済見通し、米FRBメンバー金利見通しが同時に発表。
市場はレーザービームが上下に出るような動きが予想される。
特に、現在行われているQE3(量的緩和第3弾)を
いつ縮小or終了するかといった出口戦略とされている内容が
声明文、米FRBメンバー金利見通しで示されているかがポイント。
文言次第では大波乱の可能性もあり、見逃せない!


バーナンキ議長101
27:30~
米FRBバーナンキ議長・記者会見
記者会見のポイントは
バーナンキ議長がこれまで主張してきた
「QE3(量的緩和第3弾)の効果がコストを上回っており
急いで引き締めることは米経済にとって
リスクに繋がるというスタンス」を変更するかどうか。
発言内容次第では、市場が大きく動く事も考えられるだけに
日本時間深夜の開催となるが眠れない重要イベント。


ユーロ円チャートは
キプロス救済問題のヘッドラインに振り回される展開。
キプロス議会で銀行預金課税法案採決延期→採決
キプロス議会で銀行預金課税法案が
可決されなければユーロ圏を離脱する噂→出所不明
キプロス財務相が辞表を提出→辞任報道を財務相本人が否定
また、米シンクタンクがキプロスが求めている代替案は
デフォルトに繋がるとのレポートを発表。
結局、ヘッドラインが二転三転しながらも採決は行われたが
キプロス与党は救済採決を棄権。
賛成0・反対36・棄権19・欠席1という厳しい結果となり
ユーロを中心に売買が交錯。
また、午前4時14分にECBが
キプロスに対して流動性供給を行うことを発表。
ヘッドラインに飛びついた市場が大きく反応。
ユーロ円122円09銭→122円73円、ユーロドル1.2859→1.2923へ急上昇。
ドル円も10銭程度値を上げたが
この流動性供給は、現在の規則の範囲内という条件が付いており
上昇分を吐き出し、結局行って来い。
NYダウは一時70ドル安まで値を下げたが3ドル高でクローズ。
ドル円95円16銭、ユーロ円122円60銭、ユーロドル1.2882でNYクローズ。
テクニカルでは
ユーロ円は5日、10日、21日移動平均線、一目均衡表・転換線を下回っている。
ユーロドルは200日移動平均線をクローズで維持できるか注目。
本日の戦略としては
メインイベントである
米FOMC、米FRBバーナンキ議長・記者会見はもちろんのこと
キプロス情勢が極めて不安定化しており
EUファンロンパイ大統領、ECBアスムセン理事講演
欧州委員会レーン委員・記者会見
独メルケル首相講演、欧州委員会バローゾ委員長・議会証言など
要人発言に注目。
ユーロ円は
EUの救済条件を蹴る形で
キプロス議会が
銀行預金課税法案を否決。
キプロス財務相がロシアと協議を行なっており
何らかの裏取引が行われている可能性も。
市場はキプロス関連のヘッドラインで上下に乱高下。
チャート的には悪化の兆し。
5日、10日、21日移動平均線、一目均衡表・転換線を下回り
一目均衡表・雲の中に突入している。
19日安値121円83銭、18日安値121円63銭を維持できるかどうか。
また、ユーロドルが200日移動平均線1.2872を
NYクローズでキープ出来るかどうか共に要確認。

ユーロ円の直近レジスタンスとしては
122円62銭(一目均衡表・基準線)、122円94銭(21日移動平均線)
123円69銭(3月19日NY高値)、123円82銭(一目均衡表・転換線)
123円94銭(3月18日高値)
124円12銭(3月19日高値)に注目。

ユーロ円の直近サポートとしては
121円83銭(3月19日安値)、121円76銭(3月7日安値)
121円63銭(3月18日安値)、121円48銭(3月6日安値)
121円13銭(3月5日安値)、121円12銭(3月4日安値)
120円66銭(1月25日安値)を意識しておきたい。

ユーロ円主要サポートライン一覧
A:121円83銭(3月19日安値)
B:121円76銭(3月7日安値)
C:121円63銭(3月18日安値)
D:121円48銭(3月6日安値)
E:121円13銭(3月5日安値)
F:121円12銭(3月4日安値)
G:120円66銭(1月25日安値)
H:120円52銭(2月28日安値)
I:120円35銭(3月1日安値)
J:119円34銭(3月18日早朝安値)
K:119円33銭(1月18日安値)
L:119円22銭(2月27日安値)
M:118円96銭(2月26日安値)
N:118円88銭(1月14日・21日安値)
O:118円70銭(2月25日安値)
P:117円62銭(1月11日安値)
Q:117円59銭(1月15日安値)
R:117円58銭(1月24日安値)

ユーロ円主要レジスタンスライン一覧
A:122円62銭(一目均衡表・基準線)
B:122円94銭(21日移動平均線)
C:123円69銭(3月19日NY高値)
D:123円82銭(一目均衡表・転換線)
E:123円94銭(3月18日高値)
F:124円12銭(3月19日高値)
G:123円57銭(5日移動平均線)
H:124円22銭(10日移動平均線)
I:125円21銭(3月13日高値)
J:125円22銭(3月14日高値)
K:125円66銭(3月11日高値)
L:125円78銭(3月15日高値)
M:125円93銭(3月8日高値)
N:126円01銭(3月12日高値)
O:126円54銭(2月13日高値)
P:126円62銭(2月11日高値)
Q:126円85銭(2月4日高値)
R:126円92銭(2月12日高値)
S:126円95銭(2月1日高値)
T:127円21銭(2月5日高値)
U:127円45銭(2月7日高値)
V:127円70銭(2月6日高値)

0320NYダウ一目均衡表時間足

  (本日のNYダウチャート→DMM FX提供)

0320ユーロ円一目均衡表時間足

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本日の重要指標・イベント(3月20日)
★東京市場休場(春分の日)
16:00発表 独2月生産者物価指数
17:00    ロンドンフィックス(ロンドン8時値決め・ドル円、クロス円注意)
17:00発表 南ア2月消費者物価指数
18:00発表 ユーロ圏1月経常収支
18:00~   EUファンロンパイ大統領講演
18:30発表 英MPC(金融政策委員会)議事録
18:30発表 英2月雇用統計
19:30    ドイツ国債(10年物/40億ユーロ)
20:00発表 米MBA住宅ローン申請指数
20:00~   ECB理事会
20:30~   欧州委員会レーン委員・記者会見
21:30~   ECBアスムセン理事講演
22:00~   独メルケル首相講演
22:15    ECBフィックス(ユーロ注意)
23:00    NYオプションカット
23:00~   EUファンロンパイ大統領・議会証言
23:00~   欧州委員会バローゾ委員長・議会証言
23:30発表 米週間原油在庫
24:00発表 ユーロ圏3月消費者信頼感・速報値
25:00    ロンドンフィックス(ロンドン16時値決め・全通貨注意)
27:00発表 米FOMC(連邦公開市場委員会)政策金利・声明文
27:00発表 米FRB(連邦準備制度理事会)経済見通し
27:00発表 米FRBメンバー金利見通し
27:30~   米FRBバーナンキ議長・記者会見
30:45発表 NZ10-12月期GDP