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9月26日(水) 本日のユーロの見通し

イタリア国旗2
18:00
イタリア国債入札(6ヶ月物/90億ユーロ)
本日は短期債の入札、波乱は想定されていない。
今月6日、ECBがOMTプログラム
(3年以内の国債について無制限購入)を決定。
これが、イタリア国債利回りについても好影響を与えており
昨日行われた2年物ゼロクーポン入札でも
3.06%から2.53%へ落札利回りが下落。
10年債利回りは、今月19日に5%割れ水準まで一時低下。
昨日のクローズでは5.10%となっている。

0926イタリア国債10年物利回り・ユーロ円研究所

  (イタリア国債10年物利回り→9/25クローズ5.10%


21:00発表
独9月消費者物価指数・速報値
ネーミングに比べて、影響は限定的となりやすい指標。
今回もどこまでと行った所。

独9月消費者物価指数・速報値 市場予想+2.0% 前回(+2.1%)

23:00
NYオプションカット
ユーロドルバリアオプションを1.3150、1.3175、1.3200に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。

23:00発表
米8月新築住宅販売件数
昨日発表された
米7月S&P・ケースシラー住宅価格指数は4ヶ月連続の上昇。
本日の数字にも期待が集まっている。
強い結果はドル円、ユーロ円の買い材料。
弱い結果はドル円、ユーロ円の売り材料。

米8月新築住宅販売件数 市場予想38.0万件 前回(37.2万件)

ラホイ首相
25:00~
スペイン・ラホイ首相講演
明日27日、新たな緊縮財政策を発表する見通しとなっているが
マドリードでは、昨日大規模な抗議デモが発生。
機動隊と衝突し、約60人の負傷者が出ている。
この光景はギリシャとよく似た雰囲気となっており、今後の行方と共に
ラホイ首相の発言に注目したい。

26:00
米国債入札
本日は5年債の入札。
短期債の入札という事もあり特段、波乱の要素は無いが
NYタイムを中心に事前のポジション調整に絡む変動に警戒。

基本的な傾向としては
入札が好調ならば米10年債利回りの低下→ドル円下落
入札が不調ならば米10年債利回りの上昇→ドル円上昇という形だが
入札結果発表直後(深夜2:00)の米10年債利回りには注目したい。

米国債入札スケジュール
26日26:00発表 米国債入札(5年債・350億ドル)
27日26:00発表 米国債入札(7年債・290億ドル)

メルケル首相_ラガルド専務理事1
★独メルケル首相、IMFラガルド専務理事会談
本日、ベルリンで会談が行われる。
欧州債務危機では
スペイン問題だけでなく、ギリシャ債務不安がくすぶっているが
債務状況を調査しているトロイカ(EU、ECB、IMF合同調査団)は
115億ユーロの歳出削減策を巡る協議で結論が出ず
10月頭まで話し合いを中断。
24日、ラガルド専務理事は
景気低迷、民営化の遅れでギリシャは資金調達ギャップが生じており
歳出削減による取り組みでは不十分だという見通しを示している。
会談後の記者会見は予定されていないものの
内容が漏れ伝わってくる可能性もあり注意。


ユーロ円チャートは
米7月S&P・ケースシラー住宅価格指数
米9月消費者信頼感指数、米9月リッチモンド連銀製造業指数が市場予想を上回り
101円03銭まで上昇したものの
米フィラデルフィア連銀プロッサー総裁がQE3(量的緩和第3弾)は
現在の状況下では効果的ではない可能性が高く、この金融政策に反対だと発言。
ECBアスムセン理事はギリシャが資金不足に陥った場合
ユーロ圏各国政府のみが資金を提供、ECBは関与しないと発言。
スペイン・マドリードでの反緊縮デモも嫌気されて
NYダウは上昇後、利益確定の売りが主導し101ドル安でクローズ。
テクニカルでは
7/24からの上昇トレンドライン上まで下落。
ローソク足の実体部分は、一目均衡表・基準線を下回っている。
本日の戦略としては
イタリア国債入札、独9月消費者物価指数・速報値
米8月新築住宅販売件数
独連銀バイトマン総裁、伊グリリ財務相・記者会見
スペイン・ラホイ首相、EUファンロンパイ大統領講演
米国債入札に注目。
ユーロ円は
半期末、月末要因の円買いに加え、輸出セクターからの円買い材料もあり
頭を抑える要因になっている。
また、スペインの格付けを
近日中にムーディーズが見直すとの思惑に加え
スペイン新財政緊縮策を巡る動き、ギリシャ債務不安の継続が売り材料。
本日のイベントでこれを跳ね返すような買い材料が出てくるか。
ギリシャは本日、大規模デモが予定されている。
ユーロドルのサポートは
1.2890(9月24日安値)、1.2885(9月25日安値)
1.2854(9月13日安値)、1.2825(200日移動平均線)
1.2824(21日移動平均線)、1.2814(9月12日安値)
1.2801(一目均衡表・基準線)
ユーロ円のサポートは
100円15銭(9月25日安値)
100円13銭(7/24-9/17安値高値フィボナッチ38.2%戻し)
99円82銭(9月10日安値)、99円71銭(9月12日安値)
99円59銭(9月7日安値)
99円52銭(9月11日・13日安値)を意識しておきたい。
ユーロドルのレジスタンスは
1.2934(5日移動平均線)、1.2970(9月25日高値)
1.2979(9月24日高値)、1.2999(10日移動平均線)
1.3028(一目均衡表・転換線)
1.3047(9月21日高値)、1.3058(9月20日高値)
ユーロ円のレジスタンスは
100円83銭(5日移動平均線)、100円87銭(一目均衡表・基準線)
101円03銭(9月25日高値)、101円41銭(9月24日高値)
101円60銭(10日移動平均線)、101円74銭(200日移動平均線)
102円01銭(一目均衡表・転換線)に注目。

主要サポートライン一覧
A:100円35銭(9月24日安値)(21日移動平均線)
B:100円15銭(9月25日安値)
C:100円13銭(7/24-9/17安値高値フィボナッチ38.2%戻し)
D:99円82銭(9月10日安値)
E:99円71銭(9月12日安値)
F:99円59銭(9月7日安値)
G:99円52銭(9月11日・13日安値)
H:98円93銭(100日移動平均線)
I:98円75銭(9月6日安値)
J:98円34銭(50日移動平均線)

主要レジスタンスライン一覧
A:100円83銭(5日移動平均線)
B:100円87銭(一目均衡表・基準線)
C:101円03銭(9月25日高値)
D:101円41銭(9月24日高値)
E:101円60銭(10日移動平均線)
F:101円74銭(200日移動平均線)
G:102円01銭(一目均衡表・転換線)
H:102円10銭(9月21日高値)
I:102円39銭(9月20日高値)
J:103円02銭(9月14日高値)
K:103円27銭(9月18日高値)
L:103円63銭(9月19日高値)
M:103円86銭(9月17日高値)
N:103円92銭(5月9日高値)
O:104円41銭(5月8日高値)
P:104円44銭(5月7日高値)
Q:104円82銭(年初来高値・安値フィボナッチ38.2%戻し)
R:104円97銭(週足一目均衡表・雲の下限)
S:105円56銭(5月4日高値)
T:106円10銭(5月3日高値)

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本日の重要指標・イベント(9月26日)
★独メルケル首相、IMFラガルド専務理事会談
★ギリシャ大規模スト
07:45発表 NZ8月貿易収支
09:55    東京仲値(ドル円注意)
13:00~   自民党総裁選投開票日
16:00    ロンドンフィックス(ロンドン8時値決め・ドル円、クロス円注意)
18:00    イタリア国債入札
18:30    ドイツ国債入札(10年債/50億ユーロ)
19:00発表 英9月CBI流通取引調査
20:00発表 米MBA住宅ローン申請指数
21:00発表 独9月消費者物価指数・速報値
21:15    ECBフィックス(ユーロ注意)
23:00    NYオプションカット
23:00発表 米8月新築住宅販売件数
23:00~   独連銀バイトマン総裁、伊グリリ財務相・記者会見
23:30発表 米週間原油在庫
24:00    ロンドンフィックス(ロンドン16時値決め・全通貨注意)
25:00~   スペイン・ラホイ首相講演
25:30~   EUファンロンパイ大統領講演
26:00    米国債入札
26:15~   米シカゴ連銀エバンス総裁講演