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2月15日(水) 本日のユーロの見通し

ロンドンタイムでは
15:30発表
仏10-12月期GDP・速報値
2008年1-3月期以来のマイナス成長になる予想となっている。
市場予想よりもマイナス幅が大きければユーロの売り材料。
小さければユーロの買い材料となるが
直後に発表されるドイツGDPと合わせて見たいところ。

仏10-12月期GDP・前期比 市場予想-0.2% 前回(+0.3%)
仏10-12月期GDP・前年比 市場予想未定   前回(+1.5%)


16:00発表
独10-12月期GDP・速報値
こちらも前期比では
2008年1-3月期以来のマイナス成長になる予想となっている。

ドイツだけに、市場予想よりも良好な結果になる可能性もあり
ポジティブサプライズには注意したいところ。

独10-12月期GDP・前期比 市場予想-0.3% 前回(+0.5%)
独10-12月期GDP・前年比 市場予想+1.8% 前回(+2.5%)


18:00発表
伊10-12月期GDP・速報値
イタリアは相当市場からプレッシャーを受けていただけに
GDPがマイナスになる事は仕方のない面もある。
それだけに結果には注目したいところ。

伊10-12月期GDP・前期比 市場予想-0.6% 前回(-0.2%)
伊10-12月期GDP・前年比 市場予想-0.3% 前回(+0.2%)


19:00発表
ユーロ圏10-12月期GDP・速報値、
ユーロ圏12月貿易収支
ユーロ圏としても
2009年4-6月期以来のマイナス成長となる予想となっている。
ドイツ、フランス、イタリアが揃って
マイナスに落ち込む形が予想されているだけに
どの程度の数字が出るか要注目。

ユーロ圏10-12月期GDP・前期比 市場予想-0.4% 前回(+0.1%)
ユーロ圏10-12月期GDP・前年比 市場予想-0.7% 前回(+1.3%)
ユーロ圏12月貿易収支       市場予想+35億ユーロ 前回(+69億ユーロ)

ポルトガル国債2
19:30
ポルトガル国債入札(3・6・12カ月物/30億ユーロ)
13日(月)ムーディーズが
ポルトガル国債を格下げ(Ba2→Ba3)した事に続き
本日、S&Pがポルトガル金融機関7社を格下げ。
また昨日発表された2011年第4四半期GDP・速報値は前期比-1.3%
景気後退が明らかとなっている。
これを受けた形での本日の入札。
落札利回りの上昇、応札倍率の低下はユーロ売りの材料。
影響が限定的ならユーロの下支えとなる。
強弱どちらの結果が出るか注意したい。

22:30発表
米2月NY連銀製造業景況指数
強めの数字が出る市場予想となっている。
それだけに、ネガティブサプライズには注意したいところ。

米2月NY連銀製造業景況指数 市場予想15.0 前回(13.48)

23:15発表
米1月鉱工業生産、
米1月設備稼働率
2010年5月以来の強い数字が予想されている。
こちらもネガティブサプライズに注意したい。

米1月鉱工業生産 市場予想+0.7% 前回(+0.4%)
米1月設備稼働率 市場予想78.6%    前回(78.1%)

24:00
NYオプションカット
ユーロドルオプションを1.3150、1.3210、1.3220、1.3230、1.3300に観測。
ユーロドルバリアオプションを1.3350に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。


24:00発表
米2月NAHB住宅市場指数
こちらも強い予想。
米FRBが最も気にしている住宅セクターだけに
結果には要注目。

米2月NAHB住宅市場指数 市場予想26 前回(25)

ユンケル議長20
25:00~
ユーロ圏財務相会合・電話会議
ギリシャ連立与党党首による誓約書が未提出の為
本日予定されていた会合は電話会議となった。
改めて20日(月)に行われるが、その為の準備会議となる模様。
会議開始前に、ギリシャからの書類が揃わない場合は
またユンケル議長の怒号が飛び出す可能性も。

バーナンキ議長100
28:00発表
米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録

今回は大きな金融政策の変更があった為
市場の注目度も高い。
FOMC内でどのような議論が交わされたのか要注目。


ユーロ円チャートは
103円20銭レベルで頭を抑えられた後
また、ギリシャに関する悪材料で下落。
(連立与党党首が緊縮財政策実行に関する誓約書未提出により
ユーロ圏財務相会合が電話会議に変更)
ユーロ円102円62銭、ユーロドル1.3080まで下押しした。
昨年、緊縮策実行を約束しながら公務員が1000人しか減っておらず
生返事を繰り返しているギリシャ。
今回もまた、3月20日の145億ユーロの国債償還を乗り切って
4月に予定されている総選挙後に約束を反故にするつもりだろう。
これにユーログループ・ユンケル議長(ルクセンブルク首相)が激怒。
第2次支援実行決定の前提に全政党党首の誓約書提出を要求。
日本時間13日午前にギリシャ議会で可決しておきながら
この場に及んでまた要求を渋っている。
何度も何度もこのパターンが繰り返されており
連立与党筋と裏でファンドが繋がっていると勘ぐりたくなるような動き。
結局、来週20日(月)のユーロ圏財務相会合までこの問題は持ち越し。
引き続き関連ヘッドラインには注意したい。
テクニカルでは
一目均衡表の雲の上限が103円26銭まで降りてきた。
4日連続で103円20銭レベル付近で頭を抑えられており
見事にこのレベルが重なる形。
終値で明確にこの水準、雲の上限を抜けられるか注目。
本日の戦略としては
中国人民銀行総裁がEFSF(欧州金融安定ファシリティー)、IMFを通じて
ユーロ圏国債へ投資を前向きに検討と発言。
これに反応した形でユーロ円、ユーロドルが堅実な動きとなっている。
この後フランス・ドイツ・イタリア・ユーロ圏10-12月期GDPの発表。
ポルトガル国債の入札
欧州議会、ユーロ圏財務相会合・電話会議。
NYタイムでは
米2月NY連銀製造業景況指数
米1月鉱工業生産、米2月NAHB住宅市場指数
1月24日~25日に行われた
米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録の発表も予定されており
今日もイベント満載。
ユーロ円はドル円のサポートが大きく、堅調。
ドル円が78円台を維持出来るかどうか、こちらの動きからも目が離せない。

★21:50
独ショイブレ財務相を含む、ユーロ圏の複数の財務相から
ギリシャ第2次支援策に反対する意見が噴出。
4月の総選挙後まで支援決定を延長する可能性も出てきており
改めてギリシャのデフォルトが意識され、ユーロが急落中。
この後、日本時間16日(木)01:00~
ユーロ圏財務相会合・電話会議に注目が集まる。
ヘッドラインには注意したい。

上値のポイント
104円49銭(12月7日高値)
104円38銭(12月9日高値)
104円30銭(フィボナッチ50%戻し)
103円90銭(12月12日高値)
103円47銭(2月15日東京高値)

下値のポイント
103円26銭(一目均衡表・雲の上限)
102円86銭(2月15日東京安値)
102円85銭(5日移動平均)
102円78銭(90日移動平均)
101円79銭(2月14日安値)

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本日の重要指標・イベント(2月15日)
06:45発表 NZ10-12月期小売売上高
07:40~   米アトランタ連銀ロックハート総裁講演
08:30発表 豪2月ウエストパック消費者信頼感指数
15:00発表 仏BNPパリバ10-12月期決算
15:30発表 仏10-12月期GDP・速報値
16:00発表 独10-12月期GDP・速報値
17:00~   欧州議会
18:00発表 伊10-12月期GDP・速報値
18:30発表 英1月雇用統計
19:00発表 ユーロ圏10-12月期GDP・速報値
19:00発表 ユーロ圏12月貿易収支
19:30    ポルトガル国債入札
19:30発表 英MPC(金融政策委員会)四半期インフレ報告
20:00発表 南ア12月小売売上高
21:00発表 米MBA住宅ローン申請指数
22:30発表 米2月NY連銀製造業景況指数
23:00発表 米12月対米証券投資
23:15発表 米1月鉱工業生産
23:15発表 米1月設備稼働率
24:00発表 米2月NAHB住宅市場指数
24:00      NYオプションカット
24:30発表 米週間原油在庫
25:00      ロンドンフィックス
25:00~   ユーロ圏財務相会合・電話会議

26:15~   米ダラス連銀フィッシャー総裁講演
28:00発表 米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録

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