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９月１日（木） 本日のユーロの見通し
ロンドンタイムでは
16:30～
ECBシュタルク理事講演
19日、ECBが国家財政を引き受けることは出来ず
ECBは時間稼ぎで介入しているに過ぎないと発言。
イタリア・スペイン国債買い入れだけでなく、
ユーロ共同債にも反対しており
今日も厳しい姿勢を示すならユーロには売り材料。
16:53発表
独8月製造業PMI・確報値
かろうじてドイツ製造業PMIは50を維持している。
速報値を下回ればユーロ売り。上回ればユーロ買いとなるが
直前にイタリア、フランスPMI、
直後にユーロ圏PMIの発表もあり同時に注目したい。
独8月製造業PMI 市場予想52.0 速報値（52.0）
16:58発表
ユーロ圏8月製造業PMI・確報値
速報値では50を割り込んでいたが
今回の確報値で再び上回ることが出来るかどうか。
市場予想を下回ればユーロにネガティブ、上回ればポジティブな材料。
ユーロ圏8月製造業PMI 市場予想49.7 速報値（49.7）
17:30
スペイン国債入札（5年債・30億～40億ユーロ）
先月、執拗にECBがスペイン国債を購入。
市場に介入する事により利回りを引き下げる効果が出ている。
入札結果で落札利回りが低下するかどうか。
また、応札倍率にも注目したい。
落札利回りの低下、応札倍率の上昇はユーロ買い材料。
逆に利回りの上昇、倍率の低下はユーロ売り材料。
20:15～
ドイツ・メルケル首相、ポルトガル・コエリョ首相会談
昨日、EU・IMFからの支援の条件となっている
財政赤字削減目標の達成の為、
法人税・富裕層増税の計画を発表した
ポルトガルだが、今日のメルケル首相との会談で
なお一層の努力を求められそうだ。
この後、リビア支援国会合を控えている事もあり
会談は短時間になる模様。
NYタイムでは
21:15～
オーストリア中銀ノボトニー総裁講演
ギリシャ向け融資の担保についてどのような発言をするか注目。
昨日、EFSF（欧州金融安定ファシリティー）レグリングCEOが
来週始めにギリシャ銀行株を担保とする案について協議すると発言。
ノボトニー総裁がどのような考えを持っているか。
もし厳しい発言が出ればユーロにはネガティブな材料。
21:30発表
米新規失業保険申請件数
米4−6月期非農業部門労働生産性、単位労働コスト・確報値
新規失業保険は前回、前々回と連続で市場予想を上回る悪化。
米FRBバーナンキ議長が雇用情勢が量的緩和を行うかの一つの鍵だと表明。
仮に大きく悪化すれば、先行きに暗い影を落としそうだ。
但し、悪化による量的緩和への期待が高まる可能性もあり
急落した場合の反動にも注意したい。
基本的には、市場予想を上回ればドル売り・円買い。
下回ればドル買い・円売り。
米新規失業保険申請件数 市場予想41.0万件 前回（41.7万件）
米4−6月期非農業部門労働生産性 市場予想－0.5％ 前回（－0.3％）
米4-6月期単位労働コスト 市場予想＋2.4％ 前回（＋2.2％）
23:00
ＮＹオプションカット
ユーロドルオプションを1.4300に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。
23:00発表
米8月ISM製造業景況指数、米7月建設支出
本日のメインイベント。
2009年8月以来の50を割る市場予想が出ている。
かなり弱気の数字だが、昨日のシカゴPMIが強い数字となった事もあり
ポジティブサプライズにも注意したいところ。
市場予想を上回ればドル買い・円売り。
下回ればドル売り・円買い。
特に50を維持出来た場合、ドル円・クロス円が急上昇しそうだ。
米8月ISM製造業景況指数 市場予想48.5 前回（50.9）
米7月建設支出 市場予想＋0.2％ 前回（＋0.2％）
24:00～
リビア支援国際会議
仏サルコジ大統領・英キャメロン首相主催の
リビア再建策を協議する会合がパリで開かれる。
この会合には独メルケル首相、米クリントン国務長官
また中国、ロシアなども参加予定。
表面上はリビア支援協議だが、石油利権の争奪戦が正式にスタート。
ユーロ円チャートは
ドル円に連れて
午前中、111円タッチ寸前まで吹き上がったが
その後は急速に上昇幅を縮小。
短期上昇トレンドラインを割った事で軟調ムード。
戦略的には
110円75銭をバックに売りを推奨。
スペイン国債の入札、頻繁に行われている
ECBのイタリア・スペイン国債買い支えには注意したい。
★17:00現在
伊、仏、独、ユーロ圏PMIが全て市場予想を下回る結果。
ユーロドルが1.4300割れ。ユーロ円が110円割れまで下落。
ドル円は76円85～95銭レベルで安定。
この後、17：30にスペイン国債入札。
イタリア8月製造業PMI 市場予想49.0 結果47.0
フランス8月製造業PMI 市場予想49.3 結果49.1
ドイツ8月製造業PMI 市場予想52.0 結果50.9
ユーロ圏8月製造業PMI 市場予想49.7 結果49.0
★19:30現在
NYダウ先物が下落するに連れて
ユーロドル主導のドル買い基調となり
ドル円も77円15銭まで上昇。
ユーロ円もドル円に連れて110円20銭まで持ち直した。
直近のレジスタンスは、本日の高値77円24銭。
21:30に米新規失業保険申請件数が発表。
NYオプションの設定レベル77円ジャストも意識したい水準。
★21:40現在
米新規失業保険申請件数は、40.9万件。市場予想と同程度の発表。
同時発表の労働生産性・コストについては材料になりにくい指標。
NYダウ先物、ドル円、クロス円ともに限定的な反応。
ドル円77円06銭。ユーロ円110円02銭。
この後、22:30からNYダウオープン。
米新規失業保険申請件数 市場予想41.0万件 結果40.9万件
米4−6月期非農業部門労働生産性 市場予想－0.5％ 結果－0.7％
米4-6月期単位労働コスト 市場予想＋2.4％ 結果＋3.3％
★22:40現在
NYダウはプラスとマイナスを行ったり来たりの状況。
この後23:00発表の米8月ISM製造業景況指数に対する警戒感も強い。
ドル円76円96銭。ユーロ円110円02銭。
★23:30現在
米8月ISM製造業景況指数は市場予想の48.5を上回り50.6と強い結果。
NYダウが100ドル超、急上昇したが
ISMが弱い結果になると見ていた短期筋による
ドル売りのショートカバーがまとまって出たことでユーロ、ポンドが急落。
ドル円は77円17銭まで上昇一途。非常に荒れた動きとなっている。
米8月ISM製造業景況指数 市場予想48.5 結果50.9
米7月建設支出 市場予想＋0.2％ 結果－1.3％
（本日のユーロ円チャート→ＦＸプライム提供）
（本日のユーロ円予測チャート→ＦＸプライム提供）
ユーロドルチャートは
短期上昇トレンドラインを割った事で、下落基調。
一目均衡表の転換線も下回っている。
戦略的には
昨日、下回った転換線1.4435をバックに売りを推奨。
NYタイムの米8月ISMの前に
ユーロ圏各国の製造業PMI、スペイン国債入札
またシュタルク理事、ノボトニー総裁の発言が波乱要因。
（本日のユーロドルチャート→ＦＸプライム提供）
（本日のユーロドル予測チャート→ＦＸプライム提供）
（本日のユーロ円・ユーロドル売買シグナル→ＦＸプライム提供）
本日の重要指標･イベント（9月1日）
10:00発表 中国8月製造業PMI
10:30発表 豪7月小売売上高
10:30発表 豪4-6月期民間設備投資
14:45発表 スイス第2四半期GDP
15:00発表 英8月ネーションワイド住宅価格
15:00発表 独4−6月期GDP・確報値
16:30発表 スイス8月製造業PMI
16:30～ ECBシュタルク理事講演
16:45発表 伊8月製造業PMI
16:50発表 仏8月製造業PMI・確報値
16:53発表 独8月製造業PMI・確報値
16:58発表 ユーロ圏8月製造業PMI・確報値
17:28発表 英8月製造業PMI
17:30 スペイン国債入札
18:00発表 南ア8月カギソPMI
20:15～ ドイツ・メルケル首相、ポルトガル・コエリョ首相会談
21:15～ オーストリア中銀ノボトニー総裁講演
21:30発表 米4−6月期非農業部門労働生産性・確報値
21:30発表 米4−6月期単位労働コスト・確報値
21:30発表 米新規失業保険申請件数
23:00発表 米8月ISM製造業景況指数
23:00発表 米7月建設支出
23:00 ＮＹオプションカット
24:00 ロンドンフィックス
24:00～ リビア支援国際会議
24:30～ 米FRBデューク理事講演
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