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８月１６日（火） 本日のユーロの見通し
17:30
スペイン国債入札（12ヶ月・18ヶ月物 50億～60億ユーロ）
短期債の入札であり
無事に入札が進行すると思われているが
落札利回りの上昇・応札倍率の低下はユーロ売りに繋がりかねない。
一方、ECBが連日イタリア・スペイン国債を購入しており
その安心感から利回り低下・応札倍率の上昇となれば
ユーロの下支えとなりそうだ。
18:00
ギリシャ国債入札（3ヶ月物・10億ユーロ）
現在の市場の興味はギリシャからイタリア・スペインに移っているが
さらなる債務再編が必要な状況には変わりなく
入札が不調な場合には、再びユーロ不安勃発の可能性も。
18:00発表
ユーロ圏4-6月期GDP・速報値、ユーロ圏6月貿易収支
昨年1-3月期以来の低成長予想が出ている。
GDPの低下は欧州債務不安を助長させるものであり
ユーロ売りとなる。
15：00発表のドイツ4－6月期GDP速報値は市場予想を下回った。
ユーロ圏GDPも市場予想を割り込む発表の場合は要注意。
ユーロ圏4-6月期GDP・前期比 市場予想＋0.3％ 前回（＋0.8％）
ユーロ圏4-6月期GDP・前年比 市場予想＋1.8％ 前回（＋2.5％）
ユーロ圏6月貿易収支 市場予想11億€ 前回（±0）
NYタイムでは
21:30発表
米7月住宅着工件数、米7月建設許可件数
米7月輸入物価指数
特に住宅着工、建設許可に注目。
昨日のNAHB住宅市場指数は市場予想と同値の15という発表だったが
先行きの見通しは悪化しており、低空飛行状況を継続している。
住宅着工の前月比では弱い予想がすでに出ている。
昨年10月以降2ヶ月連続で強い数字になった事が無く
今回は減少幅がどこまで大きくなるか。
市場予想をさらに下回る場合だとドル売り、円買い。
市場予想ほど悪化しない場合はドル買い、円売り。
同時発表の建設許可件数、輸入物価の数字にも注意を払いたい。
米7月住宅着工件数 市場予想－4.6％ 前回（＋14.6％）
米7月建設許可件数 市場予想－1.9％ 前回（＋2.5％）
米7月住宅着工件数・年率換算 市場予想60.0万件 前回（62.9万件）
米7月建設許可件数・年率換算 市場予想60.5万件 前回（62.4万件）
米7月輸入物価指数 市場予想－0.1％ 前回（－0.5％）
22:15発表
米7月鉱工業生産、米7月設備稼働率
市場予想では強い数字が出ているが
今月発表の米経済指標では弱い数字が目立ってきている。
ネガティブサプライズには注意したい。
米7月鉱工業生産 市場予想＋0.5％ 前回（＋0.2％）
米7月設備稼働率 市場予想77.0％ 前回（76.7％）
23:00
ＮＹオプションカット
ユーロドルオプションを1.4205、1.4285、1.4325、1.4500に観測。
オプションライン近くになると防戦買い、防戦売りが発生する場合も高く
市場が意識する事から要注意。
またリミット直前・直後の急な動きにも警戒。
23:00～
独メルケル首相・仏サルコジ大統領会談
25:00～
独メルケル首相・仏サルコジ大統領記者会見
記者会見・生中継（予定）→独メルケル首相・仏サルコジ大統領記者会見
本日のユーロメインイベント
市場では、ユーロ共同債導入（ユーロ圏17ヵ国債）が期待されているが
すでにECBがイタリア・スペイン国債の購入に踏み切っており
現時点でこれ以上の追加カードが出てくるかは不透明。
基本的には先月21日のEUサミットでの決定事項を
ユーロ圏各国議会が速やかに承認することがまず先に望まれる状況。
会談・記者会見前後に伝わってくるニュース次第では
ポジティブ・ネガティブの反応が出てくる可能性があり
ユーロの動きには特に注意。
ユーロ円チャートは
今月10日高値111円23銭、
一目均衡表の転換線111円08銭が意識される展開。
本日発表のドイツ4-6月期GDP速報値が弱い結果。
さらに同1-3月期の数字が下方修正されており
フランスのGDP予想が下方修正という噂と合わせて
ユーロ圏の経済には暗雲が漂っている。
この後、スペイン・ギリシャ国債入札
ユーロ圏4-6月期GDP速報値
独メルケル・仏サルコジ会談と注目イベントが盛りだくさん。
戦略的には
10日高値111円23銭をバックに戻り売りを推奨。
イベントでよほど強い材料が出れば別だが
まだまだ安心してユーロを買える状況ではない。
★15:00発表 ドイツ4-6月期GDP・速報値
市場予想 前期比＋0.4％ 前年比＋3.1％ 結果 前期比＋0.1％ 前年比＋2.7％
1-3月期GDP 前期比＋1.3％ 前年比＋4.7％ （下方修正）
（本日のユーロ円チャート→GMOクリック証券【FX】
（本日のユーロ円予測チャート→ＦＸプライム提供）
ユーロドルチャートは
ドル売り、スイス売りに支えられて上昇していたが
1.4500のオプション防戦売りに抑えられて下降してきている。
戦略的には
1.4450をバックに売りを推奨。
ユーロ圏4-6月期GDP速報値が弱い数字になれば
売りが加速する可能性も高い。
値ごろ感の買いには気をつけたいところ。
（本日のユーロドルチャート→GMOクリック証券【FX】
（本日のユーロドル予測チャート→ＦＸプライム提供）
（本日のユーロ円・ユーロドル売買シグナル→ＦＸプライム提供）
売買シグナルでは次の材料待ち。
予測チャートではユーロ円・ユーロドルの弱含みを示唆。
買いポジションを持つのは躊躇われるところ。
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本日の重要指標･イベント（8月16日）
10:30発表 豪RBA・金融政策決定理事会議事録
15:00発表 独4-6月期GDP・速報値
17:30 スペイン国債入札
17:30発表 英7月消費者物価指数
17:30発表 英7月小売物価指数
17:30発表 英6月DCLG住宅価格
18:00 ギリシャ国債入札
18:00発表 ユーロ圏4-6月期GDP・速報値
18:00発表 ユーロ圏6月貿易収支
21:30発表 加6月製造業出荷
21:30発表 米7月輸入物価指数
21:30発表 米7月住宅着工件数
21:30発表 米7月建設許可件数
22:15発表 米7月鉱工業生産
22:15発表 米7月設備稼働率
23:00 ＮＹオプションカット
23:00～ 独メルケル首相・仏サルコジ大統領会談
24:00 ロンドンフィックス
25:00～ 独メルケル首相・仏サルコジ大統領記者会見
