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このチャートは週末終了時、
26日(土)早朝クローズ(朝7時)のユーロ円の日足チャートを示している。

0326ユーロ研究所

  (週末クローズ時のユーロ円チャート→サクソバンクFX提供)

EUサミット
24-25日に行われたEUサミットでは
メルケル首相の強硬な主張が目立つ形となった。

これは、明日27日に行われる
2つのドイツ州議会選挙
ラインラント・ブファルツ州(人口:4,061,105)
バーデン・ビュルテンベルク州(人口:10,717,419)を意識していることが要因。
特に保守勢力の砦、
バーデン・ビュルテンベルクの選挙を重要視していると思われる。

1.EFSFの実質的な貸出可能額決定先送り
現状、EFSF(欧州金融ファシリティー)には
4400億ユーロの枠が設定されているが、トリプルA格付けを維持する為
2500億ユーロまでしか貸出できない。
11日の臨時EUサミットでは上限枠一杯までの拡大について合意していたが
各国、特にドイツの更なる政府保証付きの拠出が必要になる事から
メルケル首相がフィンランド議会が選挙を控えている事を持ち合いに出して
6月末までの先送りを決定。

2.ESMの当初払込資本金を減額(400億ユーロ→160億ユーロ)
21日、EU財務相会議での決定事項をひっくり返した。
暫定的なプログラムであるEFSFの後継として
2013年から導入予定のESM(欧州安定メカニズム)
払込相当額は、各国の予算として組み入れ議会で諮る必要がある。
最大負担国であるドイツが払込ペースを緩やかにする事で、
放漫財政国に対するドイツ国民の批判をかわす狙い。

3.原発ストレステストの導入
ハンガリーから
何でもストレステストすればいいものではないと反発され
21日のEUエネルギー相緊急理事会でまとまらず
サミットに協議持ち越しとなっていた。
結局、ドイツに電力を供給しているフランスだけが乗り気であり、具体策無し
全世界で原発のストレステストを呼び掛けるという非常に曖昧な形で決着。

※21日 EUエネルギー相緊急理事会
欧州委員会エッティンガー委員の強い要請で開かれた。
この名前に聞き覚えのある方もいるかもしれないが、
16日に欧州議会で
「福島第1原発が制御不能に陥っている。今後、更なる惨事が起き
人命が脅かされる可能性もある」と驚愕の発言。
この直後にドル円が急落。

実は、エッティンガー委員は、
メルケル首相と同じ与党キリスト教民主同盟(CDU)所属であり
昨年まで、明日選挙が行われる
バーデン・ビュルテンベルク州首相を務めていた。
その後、メルケル首相の強い推薦により
欧州委員会エネルギー担当委員に就任している。

先週のザクセン・アンハルト州議会選挙では
ザクセン・アンハルト州(人口:2,494,437)
環境政党である緑の党が得票率を倍増(3.6%→7.1%)
メルケル首相は新設しないが稼働期間を平均12年延長するという
従来の考えを急遽撤回し、1980年以前に稼働した原発7基全ての稼働を
6月まで一時停止する方針を直前に表明。
この方針が効いたと思われ、事前の予想を覆し
辛くも約2%差の僅差で与党キリスト教民主同盟(CDU)が第1党を維持。
ドイツ国民の原発問題に対する関心の高さを窺わせている。

今回のEUサミットは選挙対策サミットになってしまった。
ドイツの要望通りの決定しか行えず
まんまと他の首相がメルケル首相に嵌められた形。
市場は具体策先送りばかりの決定に落胆している。
ドイツ国民は冷静に見ているだろうが、
どのような裁定を下すのだろうか。
メルケルトリックに騙されるのか、それとも…
明日の2つの選挙が楽しみである。
なお、先週と同じく
月曜日早朝のいつもの窓開け・窓埋めニュースで
選挙速報は随時お知らせします。


チャートでは
ユーロドル、ユーロ円共に
火曜日の高値を抜けきれず、下落している。
来週のユーロ円は
115円20銭から上のゾーンでの定着が出来るかどうか。
昨年5月14日以降、一時的に抜ける事があっても、
定着はいまだ出来ていない。
この事からこのゾーンでの売りを推奨。

週間レンジとしては 111円90銭~116円を想定している。

来週もユーロ不透明材料が山積みである。

1.ポルトガル情勢
ポルトガルは
4月15日に40億ユーロ
6月15日に50億ユーロの国債償還を控えている。
23日に野党と財政再建案の折り合いがつかず、
ソクラテス首相は辞任した。
国債利回りが7%台後半となっている状況で、償還できる訳がなく
いつEFSF、IMFの緊急融資を受けるかが焦点。
実際ギリシャ、アイルランドのように裏で圧力をかけられており
突然の発表が出れば、悪材料が消える事で
ユーロが急騰する可能性がある。

2.ドイツ州議会選挙
上記のように大きな選挙が明日予定されている。
結果次第ではユーロに大きな影響を及ぼすので注意。
(基本的に与党が選挙に負けると通貨は下落)

3.中東情勢
多国籍軍が展開しているリビアだけでなく
シリアでのデモ拡大、
隣国のヨルダンでも反政府デモで治安部隊と衝突し死傷者が出ている。
長期化すれば戦費増大となり、
外交での手柄を立てたいと入れ込んでいる
サルコジ首相はフランス議会での反発を抑えられるのか。
原油価格が上がれば、ECBのタカ派がまた勢いづき
4月7日ECB理事会での利上げを声高に叫びだす可能性大。


週明けの選挙の結果、ポルトガル情勢の急変では
チャートに窓を開けて来週の取引が始まる可能性もある。
十分注意したい。
また、来週は週末に米雇用統計米ISM製造業景況指数のビッグイベントがあり
こちらにも注目が必要。

来週のビッグイベント
3/27 独ラインラント・ブファルツ、バーデン・ビュルテンベルク州議会選挙
3/28 米2月個人消費、米2月中古住宅販売保留件数、米2年債入札(350億ドル)
3/29 英GDP・4Q、米ケースシラー住宅価格指数、米5年債入札(350億ドル)
3/30 米3月ADP雇用者数、米7年債入札(290億ドル)
3/31 ユーロ圏3月消費者物価指数・速報値、米3月シカゴ購買部協会景気指数
4/ 1  中国3月製造業PMI、米3月雇用統計、米3月ISM製造業景況指数
3/28(月)~4/1(金)の重要指標・イベント

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