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このチャートは週末終了時、
19日(土)早朝クローズ(朝7時)のユーロ円の日足チャートを示している。

0319ユーロ研究所

  (週末クローズ時のユーロ円チャート→サクソバンクFX提供)

今週は、114円14銭でスタートした後、青のサポートラインを超えて
下値をどんどん探る形になり、木曜早朝に106円17銭まで暴落。
その後、金曜日の協調介入で115円54銭まで急上昇。
114円24銭で週末クローズを迎えている。
1週間終えてみれば、完全な行って来いの形になり週初とほぼ同じ位置。

介入直後で妙な空気が市場には漂っているが
欧州に目を向けてみると、実は再びユーロにとって試練の週になりそうだ。


1.3/20 独ザクセン・アンハルト州議会選挙
先月のハンブルグ州議会選挙では
与党・キリスト教民主同盟(CDU)が戦後最低の得票率で惨敗する結果となり
メルケル政権には黄信号が点灯。
欧州財政問題に加え原発問題も選挙テーマに挙がっている。
ここでも負ける形だとユーロ売り。
選挙結果は月曜日早朝に出る予定。

2.3/24~3/25 EUサミット
ECBが過去10か月に渡り買い支えてきた
GIP(ギリシャ・アイルランド・ポルトガル)の
国債775億ユーロをEFSFが肩代わりできるのか。
またEFSFの貸出能力を5000億ユーロまで引き上げることは
11日の臨時EUサミットで合意したが、
引き上げの為にはドイツをはじめとする格付けの高い国が政府保証として
拠出することが求められる。
しかしEFSFの大部分を拠出しているドイツが固辞している模様であり
21日の財務相会合からサミットまでに市場が期待するような合意が出来るのか、
各国の思惑も加わり荒れる可能性大。

3.リビア・イエメン情勢
国連安保理が軍事行動を承認した事で
英仏はすぐにでも作戦を始める可能性が高い。
リビアは国連決議が出た事で急に対話のモーションを見せているが、
カダフィ大佐の時間稼ぎと考えられ、反政府勢力も応じる気はない模様。
またイエメンでは首都サヌアでデモ隊制圧で40人以上が死亡、
非常事態宣言が出ている。
中東情勢に欧州が関与するとテロ等が誘発されやすい事も覚えておきたい。

チャートだけを見ると売りも買いも出来る位置。
日本政府は介入にG7のお墨付きを得たと自信を持っており、売り一辺倒も怖い。
買うには上記3つの不安材料が気になる。
さらに週明け21日は祝日で東京市場が休場。
短期筋には絶好のチャンス。日銀・財務省が休日出勤で防衛するか。
安全策なら引き付けての売りを推奨。
介入期待の買いはドル円が80円の水準をサポートされるかどうか。
先走って期待感だけで買うのは危険。

週間レンジは 110円80銭~115円80銭を想定している。

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